竹谷の仕事。

小学校でのプログラミング教育の普及に取り組んでいます。

桜まつり

 今日は,自分の住んでいる地域の中学校で桜まつりがありました。朝のうち小雨が降っていたのですが,始まる頃には止んで何とか最後までもってくれました。ここ数年,寒かったり,雨だったり,桜が散ってしまったりであまりコンディションがよくなかったのですが,今回は桜も見頃でしたし,少し気温は低めだったものの花曇りのままで終えられたのでよかったです。
 地域の人たちがいろいろな売店を開いたり,中学校の和太鼓部の演奏や青少年ステーションのソーランといったアトラクションがあったりして,毎年にぎやかに行われています。こういうイベントが地域の人たちの力でできるのはすばらしいことだなあと思います。

時間割作成

 もう何年も時間割作成の担当をしています。体育館を月曜日の4時間目に使うのはどの学級か,水曜日の3・4時間目の図工はどの学級かというのをすべて割り当てる仕事です。以前に比べて条件が多くなり,毎年年度末から年度初めにかけて正解のないパズルに頭を悩ませています。始業式に間に合うように作業を進めなくてはならないのですが,若干不確定要素が潜んでいる部分もあり……
 以前は「同じ日に専科(音楽と図工など)を2教科入れない」とか「体育の3日連続や1校時は避ける」といったことを考慮していたのですが,そういう配慮もできなくなってきました。どんな条件があるかというと,

  • 算数の習熟度別指導で学年を同じコマに入れる
  • 児童が通級指導を受けるコマは家庭科など週1回の教科にしない
  • 時間講師の先生の担当する時間は曜日を決めて連続させる
  • 初任者指導のための時間を確保する

といったものです。運動会の練習が始まったり,水泳指導でプールの割り当てが加わったりするとさらに困難になることがあります。
 Facebookで時間割をどうやって組んでいるか聞いてみたところ,時間割の枠を何度も書き換えて行ったり,教科などを書いた付箋を貼って入れ替え作業をしたり,Excelで自作のワークシートを作って作業したり,市販の時間割作成ソフトを使ったりとさまざまでした。市販ソフトは数万~十数万するのでそう簡単に買うわけにもいきません。かといって紙ベースだけでの作業では限界があります。
 幸いなことにExcelのマクロやVBAを使って,時間割作成ソフトをフリーで提供してくださっている方がおられます。現場の先生方ばかりのようです。下記のリンク先にあるものをいくつか試してみて,最終的には紙の上で調整するようにしたいと思います。
Vector:ダウンロード Windows > ビジネス > 学校・教務 > 時間割
 実際に使ってみて便利なものがあればコメント欄などで教えてください。

平成28年度が始まりました

 4月1日。新しい年度のスタートです。春は別れと出会いの季節。昨日までで何人かの方とお別れし,今日から新しい方々をお迎えしました。異動については毎年東京新聞に掲載されますし,最近は東京都教育委員会のサイトでもPDFで公開されるようになりました。

東京都公立学校教員の異動について(平成28年4月1日付):東京都教育委員会

 私は引き続き狛江市立狛江第五小学校にお世話になります。今年度は研究主任になりました。昨年度までは算数の研究に取り組んできましたが,研究発表を終えて一段落ということで,今年度は道徳の研究に取り組みます。教科としての道徳が全面実施されるのは2年後ですが,今年度から先行実施が可能になりました。東京都でも教材を作成して公開しています。

「特別の教科 道徳」移行措置対応 東京都道徳教育教材集:東京都教育委員会

 今までの「道徳の時間」とはどのように違うのでしょうか。「考える道徳」,「議論する道徳」と言われますが,どのように展開していけばいいのでしょうか。しっかり学び,実践につなげていきたいと思います。

 さて,このブログもすっかりご無沙汰してしまいましたが,今年度はこまめに更新していきたいと思います。よろしくお願いします。

あけましておめでとうございます

2016年,教職に就いて30年目を迎えます。
今年一年,お世話になってきたことをお返しできるように心がけていきたいと思います。

今年もよろしくお願いします。

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新年度が始まりました

今日は始業式・入学式。新しい年度の始まりの日です。
私は今年度も狛江市立狛江第五小学校でお世話になります。
算数指導担当と5年生の副担任になりました。
また,東京都の教育研究開発委員(情報教育)に出させていただきます。
そして狛江五小は算数で研究発表をします。
与えられた課題がいろいろありますが,一つ一つしっかり取り組んでいきたいと思います。
今年度もどうぞよろしくお願いします。

震災から4年

今日,東日本大震災から4年が経ちました。Webで書いたものを元にして,ふり返ってみたいと思います。

まずは震災の翌日に書いたもの。読み返してみると,そのときの情景がよみがえってきます。こうやって書き残しておくことは大切だなあと改めて思います。

1年後は気仙沼にいました。日曜日だったので,気仙沼港に行って考えたことを書きました。この1年間は自分にとって大きなものでした。

2年後。ブログよりもFacebookで情報発信をすることが多くなりました。気仙沼に行った経験をどれだけ生かせているんだろう。そんな自分に対する疑問が大きくなってきました。

3年後。もっと取り組みをしていかなくてはなどと書いていますが,結局何ができたのか。何をしてきたのか。

4年経って自分がやっていることはどんどん小さくなっています。これではいけないと思いつつも,新たに踏み出す力が出ずにいます。それだけに,ずっと継続して復興支援に関わっている方々のすばらしさを改めて思います。せめてそういう人たちの力になれれば。復興にはまだまだ長い時間がかかります。自分の力は小さくても,だめだとあきらめずに続けていくしかないのだと,前を向いていきたいと思います。

子どもの「困り感」を低減するiPadの活用

 昨日,「魔法のワンド」成果報告会に参加してきました。「魔法のワンド」とは,携帯情報端末を活用して障害をもつ子どもの学習や社会参加の機会を増やすことを目指す「魔法のプロジェクト」の取り組みの一つです。

魔法のプロジェクト | 障がいを持つ子どものためのモバイル端末活用事例研究

私はこの中の一つの事例をお手伝いしました。その中で学ぶことも多かったのですが,成果報告会でいろいろな先生の話をうかがって,さらにたくさんのことを学びました。特別な支援が必要な子どもに限らず,通常の学級にも「困り感*1」をもっている子どもは必ずいます。そんな子どもたちがiPadを使うことで読み書きが楽になったり,見通しがもてて安心できたりすることにつながるといった20の事例が発表されました。発表のスライドは以下のリンクからPDFファイルをダウンロードすることができますのでご覧ください。

魔法のワンド 成果報告会公開資料 | 魔法のプロジェクト

 学んだことや考えさせられたことがいろいろあり,まだ消化し切れていません。自分のメモのつもりで書き連ねますので,意味が分からない点が多々あると思いますが,ご容赦ください。

  • 出発点はその子の夢や希望。そこから自主性や意欲を引き出すことができ,学びの成果につながる。
  • その子の夢をどうつかむか。どう引き出すか。どうもたせるか。
  • iPadをその子の学習や生活で使うと,どんなメリットやデメリットがあるのかを明確にし,保護者にも理解してもらう必要がある。
  • その子の成長につながるビジョンやプランがないままに導入してもiPadは動画サイト閲覧マシンになるだけ。
  • 導入時に「学習に使う物」という意識付けをして子どもに渡す必要がある。
  • 成果が上がったといっても,限られた場面にだけ有効なのであれば,何万円もする機械をそのためだけに使うことにどれだけ意味があるのか。
  • その子の能力を正しく見出せない,どこに困難を感じているのか正しくつかめない,どんな支援をすれば有効なのか考えられないということは極論すれば罪であるとすら言えるのではないか。
  • 教師が自分のストーリーで子どもの状況を見取ろうと(無自覚に)してしまうことがある。謙虚に見つめ直すことが必要。
  • 子どもがiPadを使っていくうちに自分で「こうすればいいんだ」という方法を身に付けることができれば,それはいろいろな場面で役立つ力になる。
  • 要求レベルはその子の状況に合わせる必要がある。しかし,通常の学級では周囲の子への指導との整合性に悩むことがある。学級の中でどう納得感を形成していくか,工夫する必要がある。
  • できないから課題のレベルを下げると,そのことが子どもの自尊感情を低下させる。
  • 楽にしてあげることで実力を発揮できるようになる。しかし,教師は「楽をさせると怠けてしまうのではないか」という心配をするようになる。
  • 診断ベースで教育を進めることの弊害が生まれている。いくら診断名をつけても改善につながらないのなら意味がない。
  • 「バリアバリュー」という言葉がある。障害をもっているからこそ気付くことがある。できなかったことができるようになったとき,その人だけに分かることがある。その価値を共有していこう。
  • 子どもの「恥ずかしい」という言葉の中には,こわい,不安,困っているといった感情が内包されていることがある。
  • 障害理解教育は一時間の授業だけでは成立しない。その後の生活の具体的な場面で子どもに気付かせたり考えさせたりすることが必要。疑似体験も体験で終わらず,「どんなふうにしてほしかったか」などを書かせて話し合う活動が重要。
  • 自己理解が進み,周囲の理解も深まると気持ちが楽になり,前向きになる。

*1:「困り感」は学習研究社登録商標です。