「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

全国学力調査に見る漢字指導の課題

先日発表された404 Not Foundにある http://www.nier.go.jp/08chousakekka/08shou_data/shiryou/04_shou_bunseki_kokugo.pdf から引用します。

○ 漢字の読み誤りをなくすためには、実際に表記して正しく発音するなどの指導が重要である。また、漢字を書くことの指導においては、同音異義語や類似した字形などを文脈に合わせて的確に使えるようにすることが重要である。

○ 同音や同訓の漢字の使い分けについては、その適否を判断するような言語感覚を高めることが必要である。具体的には、相手に対して正しく内容が伝わるように案内や報告などを書く活動を通して、文脈に合わせて使用する漢字や言葉を識別する習慣を付けるような指導が考えられる。また、その際、国語辞典や漢字辞典を積極的に活用し、意味の違いや用法を正しく理解した上で的確に使うような指導も大切である。
○ 小学校学習指導要領国語における配当漢字の書きの指導について、当該学年では漸次書くようにし、上の学年までに文や文章の中で適切に使えることを求めているが、当該学年においても文や文章の中で積極的に使うように指導する必要がある。

 ここに示されている課題をクリアしていくためには、ただ何回も漢字だけを繰り返し書く練習ではない方法で学習していく必要があることでしょう。それについてはまた今度書きたいと思います。