「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

世田谷で研究授業の講師をしました

 11月5日(水)、世田谷区立小学校教育研究会情報教育部の授業研究に参加してきました。講師という立場でうかがうのは初めてで、お役に立てるのかどうか全く自信はありませんでした。しかし、前任の世田谷区でお世話になった方から声をかけていただいたので、力不足とは知りながらダメ元で務めさせていただきました。

 授業は、4年生の国語で、「おおきな木」という詩を読んでおもしろさを味わい、自分でも詩を書いてみようという内容でした。この詩は、全体が木の形になっているという表記の上での特徴があります。そこで、そのことをよりはっきりと意識させるために、上の写真のように1行ずつ表示しながら読んでいったのです。少しずつ表示されていって、すべての形が明らかになったとき、子どもたちから「すごーい!」という歓声が上がりました。非常に効果的な活用方法でした。今回使われた液晶プロジェクターはとても明るいもので、よく晴れた日の明るい教室の中でも視認性は十分でした。ただ、協議会でも話題になったのですが、フォントを教科書体で表示していたため、後ろの方からは若干読みにくいようでした。国語の授業なので文字の形を大切にしたということなのですが、私の考えとしては、4年生ならば目的に応じてフォントを使い分けることにも慣れさせた方がよいと思います。例えばゴシック体などを使った方が、読みやすさという点ではよかったと思いました。
 国語の授業としては、いくつか課題もありましたが、まだ2年目の先生で、しかも教材提示装置などこの日の授業で使った機材は配布されたばかりのものだということで、それを使いこなしていたのは見事というほかありません。
 この日、私がお話しさせていただくときに使ったプレゼンを一部編集してGoogle ドキュメントに入れておきました。ご覧いただければ幸いです。
普通教室での情報機器の活用 - Google ドキュメント
 終了後、懐かしい方々と楽しい時間を過ごすことができました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。