「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

人を決めつけて見ないでさまざまな面があることを見ようとする力

 「あの子はああいう性格だからしょうがない。」「いくら言ったって変わらないよ。」本当にそうでしょうか。「3・4年の時もそうだったよ。そういえば幼稚園のとき…」いつまで、昔のことを言われ続けなければならないのでしょう?
 よく見ていれば、半年前に比べていろんなことが成長してきているはずです。昨日と今日でちがっていることもあるのです。以前は10回やっていた問題行動が5回ですむようになったとか、1週間待ってやっとできた課題が、1日待てばできるようになったとか、「やってしまう」あるいは「できない」ということには変わりがなくても、レベルは大きく変わっていることがあります。そこを認めてもらえなければ、成長の意欲は失われてしまうでしょう。また、短所が目に付くと、長所を見ようとしなくなってしまうということもあるでしょう。目の前にある姿だけにとらわれず、長いスパンと広い視野で人を見られるようにしたいものです。