「明日」をつくる生活。

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

Ubuntuをインストールしました

 LinuxはずっとVineを使ってきたのですが、話題になっているUbuntuが気になったので、インストールしてみることにしました。以下の記事を参考にしました。
インストール完全ガイド - Ubuntu 8.10 Desktop Edition:ITpro
 古くなって動きが悪くなってきた自作PCに入れることにしました。ただ、Windowsの環境は残したままにしたかったので、マルチブートできる構成にしました。インストールの途中でWindowsの入っているディスクの領域を縮めてUbuntuをインストールする領域を確保できるのです。再起動したら一度CHKDSKが始まって、「ダメだったかな?」と思わせられましたが、次回からの起動は大丈夫でした。
 少し使ってみての感想ですが、画面がきれいなことと、同じPCでWindowsを走らせるよりも軽く動作する感じがしました。と言っても使ったのはFirefoxだけですが。今度、OpenOfficeも動かしてみて感じを見てみようと思います。あ、そうそう、ATOK X3が対応していたので、これもインストールしました。ATOK2007相当だということです。これでWebの読み書きにはWindowsとほぼ変わらない環境ができました。それから、CDも聞けました。ちょっと驚いたのは、LinuxからWindowsのマイドキュメントにアクセスできたことです。
 Windowsに取って代わって普及するかどうかですが、そこまでは実際にはなかなか難しいのではないでしょうか。「Ubuntu Linuxをインストールして分かったこと、分からなかったこと − @IT」より

 Windowsが圧倒的なシェアを確立したのは、OSを中心とした業界のエコシステムをマイクロソフトが作ったからだ。マイクロソフトはOSを開発するだけでなく、自らがキラーアプリケーションを開発し、サードパーティにもアプリケーション開発を促し、デバイスメーカーには対応ドライバを用意してもらう。また、サービスプロバイダにもWindowsできちんとサービスが動くように検証してもらう。これらのエコシステムをマイクロソフトが中心となって作ることで、Windowsはシステムとして高い品質を保っている。そしてエコシステムに参加するパートナーにはメリットがあり、次の製品開発への原資が生み出されている。

 これを読んでなるほどと思ったのですが、OSとして優れているだけではだめで、その周辺にあるさまざまな仕組みを構築できるかどうかが鍵になるということなのですね。最近好調のNetbookの普及が追い風になるかもしれません。そういえば、DellがUbuntuをプリインストールしたミニノートを出していましたね。同じ構成だとWindows XPを入れたものより4,000円ぐらい安いのです。ちょっと食指を動かされます。