「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

チェーンメールはなぜいけないか

 一月半ぶりの更新になってしまいました。見に来てくださっている皆さん、どうもすみません。これからもこんな調子かもしれませんが、お許しください。
 さて、最近、チェーンメールの被害が出てしまったので、4・5・6年生の保護者あてに次のような手紙を配布しました。
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 最近、以下のようなメールが子どもたちの間で出回っています。本校の児童の間はもとより、他校の児童とのやりとりも生じています。これはチェーンメールといわれるものです。

(※実際に送られたチェーンメールの内容を記述しました※)

 受け取った人が本当に10人の人に転送していったとしましょう。どんなことが起きるでしょうか。

1回目 10人
2回目 10×10人=百人
3回目 10×10×10人=千人
4回目 10×10×10×10人=一万人
5回目 10×10×10×10×10人=十万人
6回目 10×10×10×10×10×10人=百万人
7回目 10×10×10×10×10×10×10人=一千万人
8回目 10×10×10×10×10×10×10×10人=一億人

 8回目で日本の人口に匹敵する人数がこのメールを受け取ることになります。そしてそれは、1回あたりの操作に5分かかったとすると、40分間で起きることになります。実際にはもっと時間がかかったり重複した人が受け取ったりして、この計算通り単純にはいかないでしょうが、ネットワーク全体に大きな負担をかけるということはおわかりいただけると思います。
 内容にかかわらず、チェーンメールは絶対に転送してはいけません。転送しなくても被害を受けることはありません。むしろ、転送すればその先の相手に迷惑をかけたり、メールアドレスが流出したりして被害を受ける可能性が高くなります。また、転送方法によっては個人情報を他人に知らせることになります。無視してすぐに削除しましょう。
 どうしても転送しないと心配だという場合は、以下のサイトに対処方法が書かれていますので、参考にしてください。(携帯電話から閲覧できます。)

撃退!チェーンメール携帯サイト 財団法人日本データ通信協会
http://www.dekyo.or.jp/soudan/chain/mobile.html

 お子さんに携帯電話を持たせている方に以下のことを強くお願いします。

  • メールは利用のしかたによって危険性があることをお子さんに理解させてください。
  • 利用にあたってのルールを決め、守れない場合は使わせないでください。
  • メール等の利用状況を定期的に保護者の責任において確認してください。

以上
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 急いで作ったので見直してみるとどうかなと思うところもありますが、そのまま載せておきます。ぜひご批正ください。この文章は自由に使っていただいてけっこうです。