「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

新「教育の情報化に関する手引」

 3月30日、文科省から「教育の情報化に関する手引」が公開されました。まだ内容はよく見ていませんが、章立ては以下のようになっています。

第1章 情報化の進展と教育の情報化
第2章 学習指導要領における教育の情報化
第3章 教科指導におけるICT活用
第4章 情報教育の体系的な推進
第5章 学校における情報モラル教育と家庭・地域との連携
第6章 校務の情報化の推進
第7章 教員のICT活用指導力の向上
第8章 学校におけるICT環境整備
第9章 特別支援教育における教育の情報化
第10章 教育委員会・学校における情報化の推進体制

 1・2章が全体の背景、3・4・5・6章で教科・情報教育・校務という現場に関わること、7・8章で教員・環境という支える条件について、9章で特別支援との関わり、そして10章が組織に関わることという構成になっているようです。
 これまでは平成14年に出された「情報教育の実践と学校の情報化」が参考にされてきました。その章立ては以下のようになっています。

第1章 情報化の進展と情報教育(コラム:「情報化の影の部分への対応」)
第2章 初等中等教育における情報教育の考え方(コラム:「メディアリテラシーの育成」)
第3章 子どもの学習活動と情報教育の実践
第4章 情報化に対応した指導体制(コラム:「コミュニケーションと情報モラルの育成」)
第5章 情報通信環境の整備
第6章 学校と情報化(コラム:「有害情報への対応」)
第7章 特別な支援を必要とする子どもたちへの情報化と支援
第8章 学校の情報化を支える支援体制と地域の情報化に向けて

 構成の違いとして気付くのは、「情報モラル教育」と「教員のICT活用指導力」が独立した章として記述されているということです。この2点は今後さらに重要視されていくことになるということなのでしょう。
 これから細かい内容を読み込んでいこうと思います。