おお、カウンターが1万を超えました。お読みいただいている皆さん、ありがとうございます。もうちょっとまめに更新しないと申し訳ないですね。
さて、このブログの「詳細説明」には関心領域の一つに「仕事術」を挙げているのに、あまりそういうエントリを最近書いていませんでした。整理が下手で、すぐに机の上は書類であふれかえり、部屋の中は物が散乱してしまいます。整理術に関する本は好きでよく読むのですが、継続して効果を上げているのは「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)の中に書かれていた角2封筒を使った押し出しファイリングぐらい。なぜこれは続けられるのかというと、シンプルで手間がかからない方法だからです。そんな方法がもっと見つかるのではないかと思って本を探して、読んでみたのが↓の本です。
- 作者: 小山龍介
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
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仕事環境と情報の整理について書かれていることが参考になりました。ちょっとした工夫で効果が上がりそうな方法がたくさん紹介されていたので、いくつか見出しを紹介します。
- リファレンスファイルを充実させ、いつでも最高のパフォーマンスを発揮する
- ファイルはとりあえず Magic Briefcase に放り込む
- 重要なWeb画面はキャプチャーをとる
- 充電はすべてUSBケーブル経由で行う
- 創造性を高めるためのToDoリストの作り方
クラウドコンピューティングの発達によって、データさえネットの「向こう側」に置いておけば、アクセスする場所を分散させることができ、場所を問わずに仕事ができるようになりました。しかし、それで本当に効率を上げるには、場所による環境の違いをどこまで統一していけるかということが鍵になります。いったん環境の統一にこだわって、自分の中に一定のルール・仕組みができあがると、一つは時間のないときにいちいち迷わなくてもすむようになりますし、もう一つは時間のあるときにさらに洗練させていこうとするようになります。
この本は事例そのものも参考になりましたが、事例一つ一つから考え方を読み取ることによって、自分の仕事環境をどう洗練させていったらいいか考えるヒントをいろいろ得ることができました。