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竹谷の仕事。

小学校でのプログラミング教育の普及に取り組んでいます。

<いい子>じゃなきゃいけないの?

 知らなかったのですが、ちくまプリマー新書というのは岩波ジュニア新書のように中高生中心の若い人向けのものなのだそうです。しかし、内容はしっかりしているので、これまでも何冊か読んできています。「いい子」でいるのが当たり前と思い込んでいる子どもとそれを求める大人の病理について、事例を元にわかりやすい文体で書かれています。
 なぜ、子どもも大人も「勉強ができて大人のいうことを素直に聞く子」を求めるようになってしまったのでしょう。「いい子」でなければ見捨てられてしまうと思い込んでしまった子ども、「いい子」に育てなければならないと心の余裕をなくしてしまった大人…それは過度に相手を「思いやって」しまった結果なのだということがわかります。しっかり話し合ってみなければわからないのに、「お母さんはこう思っているに違いない」「うちの子はこう考えているに違いない」と決めつけてしまっているのは、どの家庭でも程度の差こそあれ、思い当たる節があるのではないでしょうか。自分も親の一人として振り返ってみるといくつも反省することがありますし、今でもそういうことはあるのでしょう。
 親としても教師としても、「子どものことは全部わかっている」などと思い込むことなく、わからないからこそ聞いてみよう、自分の思いを率直に話そうという姿勢を忘れないようにすることを大事にしていきたいと思いました。また、これから思春期に向かおうという小学校4年生の担任としては、親子の間で互いの思いがずれてしまわないように、ていねいにつなぎ合わせていく作業を地道にやっていかなくてはと思いました。

<いい子>じゃなきゃいけないの? (ちくまプリマー新書)

<いい子>じゃなきゃいけないの? (ちくまプリマー新書)