竹谷の仕事。

小学校でのプログラミング教育の普及に取り組んでいます。

同じ風景を見ても…

 先日の記事で,鹿折地区の道路が開通した風景について,「こんな非日常的な風景を見なくてすむようになるのは…」と書きました。私は震災の爪痕に目が向いてしまい,暗い思いになったのです。
 しかし,同じ風景について,地元の三陸新報のコラムでは次のように書かれていました。

 新しい道を通行してみたが,道の左右にはほとんど何もない状態だ。信号機もつかず街灯もないようだから,夜はもちろん,昼間の運転も気をつけなければならない。しかし今まで,満潮時には冠水が心配された海際のデコボコ道を通ってきたことを思えば,幅員も6メートルと広く舗装もされ,震災前と同様に,真っ直ぐのりっぱな道となった。
 まだまだ手付かずの場所は少なくないが,町の復興に主要道は欠かせない。できる限り早期に,各地区の道路が復旧することを期待したい。わずかずつであっても,復旧していく様子が見えてくると,「踏ん張ってみよう」という気持ちが湧くものだ。


 ついつい被災地はまだまだこんなに大変だと訴えようとするために,マイナスの方向に考えてしまいます。でもそれは,「心を一つに」してともに復興への道を歩んでいこうという姿勢とは違うのかもしれません。どこかまだ自分には外から来た者という視点があるのだなあと気付かされました。もちろん,地元の方と全く同じになることはそう簡単にはできません。また,全く同じにならなくてもいいのでしょう。ただ,複数の視座に立てるように心がけることが大切なのだと思います。