「明日」をつくる生活。

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

被災地から復興地へ

 先日,東京からある用件で電話があり,その中の会話で「被災地って呼ばれることに,地元の人たちは抵抗を感じないかな?」という言葉が聞かれました。確かにいつまでも被災地というネガティブなイメージを伴う言葉で呼ばれるのは,少なくともいい感じのすることではないでしょう。
 もう震災から1年が経とうとしている今,復興への歩みもゆっくりではありますが着実に進み始めているところです。そこで提案ですが,これからは「被災地」ではなく,「復興地」と呼ぶようにしたらどうでしょう。「復興地」という言葉はまだ耳慣れないものですが,未来を見据えるポジティブな印象を受けるように思います。この言葉はネット上を検索してみるとだいぶ使われてきているようです。意識して使っていくと広まるのも早いかもしれません。
 言葉だけ変えてみても実態が変わるわけではありません。しかし,言葉は意識を変える力をもっているのです。より強く復興に向かっていく気持ちを表すために,あえて復興地と呼んでいきたいと思います。皆さんもいかがですか。