竹谷の仕事。

小学校でのプログラミング教育の普及に取り組んでいます。

ありがとう,気仙沼小学校

 昨年5月に始まった派遣期間が終了しました。26日付で東京都の教員に戻りました。これまで気仙沼でお世話になった経験は実に得がたいものでした。これからの私の生活に大きな影響を与える財産になることと思います。
 23日の修了式の後,私の離任式がありました。他の先生方は明日29日に離任式が行われるのですが,私は東京に戻る都合があるので特別にしていただいたのです。校長先生からのお話と宮城県からの感謝状をいただきました。そして私のお別れの言葉ですが,こんなことを話しました。

 今,感謝状をいただきましたが,むしろ私の方から感謝状を差し上げたい人たちがたくさんいます。まず,皆さん,気仙沼小学校の子どもたちです。2年1組の人たちにはたくさんの思い出をもらいました。教室が近かったので1年生の皆さんとも仲良くなれました。放送委員会の皆さんにもすばらしい活動ぶりを見せてもらいました。サイエンスクラブの皆さんとは数々の実験を毎回楽しむことができました。そして,直接は関わりがなかった皆さんも元気にあいさつをしてくれました。おかげで毎日気持ちよく過ごすことができました。本当にありがとうございました。皆さんが支えていく気仙沼の未来を楽しみにしています。
 そして,皆さんのおうちの方にも感謝したいと思います。皆さんがこうして毎日学校に来られるのも,おうちの方々のおかげです。震災で大変なことがたくさんあったにも関わらず,子どもたちを元気に学校へ送り出してくださいました。その努力がなければ皆さんとさまざまな思い出をつくることもできなかったのです。気仙沼の現在を支えておられるおうちの方々にも,東京から応援の気持ちを送りたいと思います。家に帰ったらおうちの方にもありがとうと言っていたと伝えてください。
 これから東京に戻りますが,東京の子どもたちも気仙沼の子どもたちに負けないようにしていきたいと思います。気仙沼小学校のことはいつまでも忘れません。そしてときどき気仙沼に来て,少しずつすばらしい街へと復興していく姿を見つめていきたいと思います。


 そして代表の人が作文を読んでくれて,花束を渡してくれました。ここで「ああ,私はこの学校を離れるのだ…」という実感が湧いてきました。教室でさようならするときに一人一人と握手して別れました。
 さらに退勤前の職員室で先生方がお別れの会をしてくださいました。そこでも過分なお言葉と花束をいただきました。私からは校長先生・一緒に組んだ先生・そしてその他の教職員の方々への感謝をそれぞれに申し述べました。いよいよ退出するというときに,玄関ではいきものがかりの「ありがとう」が流れ,私が車で門を出るまでたくさんの方が手を振って見送ってくださいました。いろんな思いがあふれて胸がいっぱいになりました。

 花束は今,自宅の玄関を彩っています。