クラウドという言葉もだいぶ定着してきた感があるけど,学校に普及するのはまだまだ先のことだろう。しかし,いろんな企業が実証実験をしたり実際にシステムを導入し始めたりしているので,どんなものか見ておくことは必要だ。ちょっと調べて以下のようなページを見つけた。
- IBM .com Direct クラウド | 学校様向け、1時間10円からはじめられる従量課金のIBMクラウド
- 教育クラウド NaoWebサービス | NEC
- プレスリリース|内田洋行、学校向けに「ウチダ教育クラウドサービス」を開発
- Microsoft 教育機関向け クラウド サービス
- NTT “教育スクウェア×(バイ)ICT”フィールドトライアル > プロジェクト概要
IBMは,入れ物を提供するという感じか。NECは,教材配信と学校ブログの提供。内田洋行は,コンテンツ配信などの授業支援システムと成績処理や教員グループウェアなどの校務支援システムを中心とした総合的なもの。Microsoftは,オンラインストレージやファイル共有システムで授業での共同作業を支援したりメールやカレンダーの機能を提供。NTTは,内田洋行と方向が似ていて家庭学習の支援も含めている。
ざっと眺めてみたが,一口に「教育クラウド」と言ってもイメージするところはさまざまだ。とにかく学校に実際に入ったときに,本当に使いやすく,子どもにとっても先生たちにとっても活動の質を高められるものでなければならない。また,セキュリティをどう確保するかということも大きな課題だ。そもそも,何をクラウドに置き,何は置かないかということを考える必要がある。
そして,普及と活用のためには先生たちがクラウドサービスを使うことの良さを実感している必要がある。とりあえず周りの先生に個人でクラウドサービスを使ってもらえるように,そのメリットを紹介していくことにしよう。