「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

Hour of Code のコンテンツがうまく表示されないときに

 多くの地域で夏休みに入ったところかと思います。この夏休みにプログラミングの体験をしてみるのもいいのではないでしょうか。小学校では来年度から新学習指導要領が全面実施となり、その中にはプログラミングを体験することが示されています。小学校の先生方には、その準備としてどんなものか見てみるだけでもしていただければと思います。
 世界180か国以上でプログラミング体験を提供している Hour of Code。日本の小学校でもあちこちで活用されています。数多くのアクティビティが提供されていますが、初めての子どもたちに体験してもらうときは古典的な迷路にアクセスすることがほとんどです。
studio.code.org
 ところが、環境によってアクセスできなかったり、一部分が表示されなかったりして使えないことがあります。その要因は大きく分けて二つ考えられます。一つはフィルタリング、もう一つは Internet Explorer の設定です。
 学校でWebを閲覧する際にはフィルタリングソフトを介してアクセスすることがほとんどだと思いますが、Hour of Code のサイトは「ゲーム」のカテゴリーに入ってしまっていて制限がかかってしまう場合があります。もう一つ、ガイドの動画が YouTube のものなので、そちらも制限を解除してもらう必要があるかもしれません。学校で調整できればそれに越したことはありませんが、だいたいは教育委員会を通じてサポートしている業者さんに作業を依頼することになるのではないでしょうか。フィルタリングソフトの開発元で、Hour of Code を「ゲーム」のカテゴリーから外してもらえればいいのですが。
 そしてもう一つの Internet Explorer の設定ですが、セキュリティレベルが「高」になっていると画面が読み込み中の表示になったまま先に進みません。右上の歯車マークから「インターネットオプション」→「セキュリティ」タブ→「このゾーンのセキュリティのレベル」を「中高」に設定して再読み込みすれば表示されるようになると思います。(ブラウザの再起動は必要ありません。)
 TLSの設定がデフォルトから変更されていて接続できない場合もあるとのことで、うまくいかない場合の情報や、解決した場合の情報があれば、コメントで教えてください。

 でも、ブラウザについて言えば、Edge や ChromeFirefox などの「モダンブラウザ」を使えばそういう問題に悩まされることもないのではないかと思いますが。