「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

自分と社会を前に動かす力をもたせよう

 昨日の養成塾報告会の中で、Google の鵜飼さんが「自分の作ったもので他の誰かがハッピーになれる、自分の力で社会を一歩でも前に進めていける、そういった体験がさらに次への力になる」とおっしゃっていました。うんうん、そうだよなあ、小学校段階からプログラミング教育に取り組んで行くのも、そこを目指しているはずなんだよなあ、と思いながら聴いていました。コンピュータを身の回りの課題解決や表現・創造の道具として使っていく力は、これからの社会をつくっていく子どもたちにぜひ身に付けてほしいと考えています。コンピュータは道具に過ぎないのですが、人間の能力を大きく拡張してくれる強力な道具です。使えるのと使えないのとでは可能性の幅がまるっきり違います。
 それにつながる取り組みとして、こちらの「Scratch と AI を使ってクリエティブなモノづくりをしている小中学生向けのコンテスト」が紹介されました。 campaigns.google.co.jp  このページに、昨年のファイナリスト3名が出てくる3分間ほどの動画があります。鳥取の14歳、岐阜の11歳、沖縄の11歳がそれぞれ自分の作品のストーリーを語っています。 ぜひご覧ください。作品の詳細もページの末尾にある「過去のコンテスト」というリンクから見ることができます。自分がと課題だと思ったことを、Scratch と Teachable Machine を使って見事に解決しています。こういった子どもたちがどんどん出てくるといいなあと思います。
 今年のコンテストの締め切りは、8月31日の午前11時です。小学校1年生から中学校3年生までが参加できます。4人以下ならチームでも参加できます。詳しくはリンク先をお読みください。総合的な学習の時間のゴールとして、または夏休みの自由研究として、取り組んでみてはいかがでしょうか。