「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

本にまつわるあれこれ

今年もいろいろな本を読みました。2021年現在の本との付き合い方をまとめてみました。

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出会い

読みたい本が次々に出てきます。本との出会いはいろいろなところにあります。一番多いのは FacebookTwitter で紹介されているものです。それをきっかけに一冊の本を Amazon で調べると、関連の本がレコメンドされてさらに増えます。その他には、新聞の書評欄や本の広告があります。
週に一度ぐらいは、街の書店や図書館の本棚をこれといった目当てもなく眺めるのも大事です。SNS 上の情報にばかり触れていると、エコーチェンバーやフィルターバブルの罠にはまってしまうおそれがあるからです。本も人も同じ範囲での出会いばかりに頼っていると、狭い世界が自分の全てになってしまいます。セレンディピティは旅に出ないと得られないのですから。

リスト

気になった本はリストにしています。これまではブクログというサービスを使ってきました。
ブクログ - web本棚サービス
読書記録の管理ができ、それぞれの本についてのいろいろな情報にアクセスしやすいのが気に入っていました。登録も簡単で、Amazon の商品ページでブラウザのブックマークレットをクリックするだけです。それ以外のページでもキーワードやISBNを選択した状態で実行すると検索結果のページが表示されます。
ブクログのブックマークレット改良版

「きました」と過去形にしているのは、Notion という情報整理ツールに移行しようとしているからです。
Notion: タスクも、メモも、ナレッジも、すべてをひとつにする All-in-one workspace
少し前まで、「簡単にWebページが作成できるツールだなあ」程度の認識だったのですが、実はデータベース機能があって、さまざまな情報を多様な形式で表示できることがわかって見方が変わりました。自分の必要に合った表示にできるのが何より気に入りました。こちらの記事を参考にしてブクログのデータを移し替えました。
ブクログからNotionへデータ移行する方法。全データ完全移行可能!|toruru|note

ただ、ブクログのように書籍情報を簡単に登録する方法が見つからないので、当面はブクログと併用していきます。Notion API を GAS で叩くとかすればいいのかなあ。
現在のNotion API(2021/7/13)で何がどこまでできるか

仕入

さて、読みたい本はリストに積み上がっていくのですが、あれもこれも買えるほど経済的に余裕があるわけではないので、できるだけ図書館や古本を活用しています。
図書館の活用に欠かせないのがカーリルです。「読みたいリスト」に本を登録しておくと、その本が最寄りの図書館にあるのか、ある場合には貸し出し可能なのかを表示してくれます。図書館は最大10件まで登録できます。調布市なら調布市でまとめて1件なので、利用可能な近隣の市や大学の図書館は全て登録可能でしょう。
カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト | カーリル
 古本はいろいろなサイトを横断検索できる Bookget というサイトを利用しています。
古本検索 Bookget - 古本通販からフリマ、オークションまで一括検索!

内容を確かめるとか、参考にする程度ではなく、じっくり読みたいものや何度も読み返しそうなものは Kindle で購入しています。最初から通読する場合は Kindle Paperwhite ですが、図版が多いものを読むときやマークアップしながら読むときは PC やタブレットKindle アプリを使っています。 Paperwhite で範囲選択をすると動作がもっさりしていてストレスが溜まるので、よほどでなければそうした作業には使いません。

品出し

読後は感想や思考をアウトプットすることで、より内容を自分のものにできるのですが、こちらはついつい肩肘張ってしまって進まないのが気がかりです。来年は多少ざっとでもいいから、読んだ本についてもっと書くことを心がけたいと思います。
本の紹介をするときには Amazon のリンクを紹介することが多いと思いますが、次のようなサイトを利用するのもよいでしょう。

版元ドットコム - 探せる、使える、本の情報

Google ブックス

さて、来年もたくさんの本に出会い、思考を深めていきたいと思います。
では皆様、よいお年を。