「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

認知心理学

 初学者向けということで,概論の教科書といった感じの本です。さらに深く学んでいくための入り口として,よいガイドになりそうです。ここに書かれているような「認知」についての基礎的な事柄について学び直すことが,日常の実践をブラッシュアップすることに役立つと思いました。
 自分が興味をひかれた章のタイトルを挙げてみます。

  • 4章 意識とは何だろうか?
  • 5章 記憶はどのように知識になるのか?
  • 6章 私たちはどのように会話しているのか?
  • 7章 私たちはどのように文章を読み,書くのか?
  • 8章 私たちはどのように考えるのか?
  • 10章 私たちは自分の心をどのように認知しているのか?
  • 11章 感情は知的活動にどのような影響をおよぼすのか?

どれも基本的な理解なくして子どもの知的な発達を支えることはできない事柄ばかりです。きちんとした科学的な根拠をもって子どもに接することで,適切に対応できる可能性が高まります。これからも認知心理学についての知見に触れつつ,現場でどう適用していくことができるか考えていきたいと思いました。