「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

読書メモ

『生成AIで世界はこう変わる』

このところ驚くほど急速に発達している生成AIが私たちの生活にどのような影響を及ぼすかについて書かれている本です。著者は東京大学の松尾豊教授の研究室に所属する新進気鋭の若手研究者とのことです。理論的な基盤に支えられ、生成AIという技術のもつ可能…

『「超」メモ革命』

note ばかり更新して、はてなブログを放置していました。note の方はみんなのコードでの仕事関係にして、こちらは日々の生活で感じたことや考えたことを書いていこうと思います。というわけでブログのタイトルも「仕事」から「しごととくらし」にしました。 …

読む力 最新スキル大全

非常に多様な情報源から、世界観を形成するために有用な質の高いものを選び抜くために、著者が実践している方法を紹介している。 ただ、やり方をそっくりまね(できる部分もあるが)しても、同じような成果が得られるわけではないだろう。著者の力の源泉は、…

認知心理学

初学者向けということで,概論の教科書といった感じの本です。さらに深く学んでいくための入り口として,よいガイドになりそうです。ここに書かれているような「認知」についての基礎的な事柄について学び直すことが,日常の実践をブラッシュアップすること…

怒りをコントロールできない子の理解と援助

もっと早くこの本に出会っていたら,いろいろ違う対応ができただろうなと思いました。これも子どもに関わるすべての人に読んでほしい一冊です。いわゆる「キレる子」への対応について書かれていますが,そういう子が目の前にいなくても参考になる本です。私…

普通の家族がいちばん怖い

充電期間にどんどん本を読んでいます。先ほど読み終えたのがこの本。クリスマスと正月の食卓の風景から現代家族のありようを描いた調査レポート。年中行事は家族一緒に楽しく盛り上げるけれども,「私は私」で深く関わろうとしない家族が「普通」になってい…

親子コーチング自ら学ぶ子の育て方

いろいろなリストがちりばめられていて、保護者向けに話すときの参考になりました。たとえば、「子育てに必要な六つの視点」といったものです。自分にとってすぐに役立ちそうなのは、これ。 子どもに対する「つい」を防ぐ10の方法 間を置く 息を吐く 鏡を見…

<いい子>じゃなきゃいけないの?

知らなかったのですが、ちくまプリマー新書というのは岩波ジュニア新書のように中高生中心の若い人向けのものなのだそうです。しかし、内容はしっかりしているので、これまでも何冊か読んできています。「いい子」でいるのが当たり前と思い込んでいる子ども…

ヤフー・トピックスの作り方

一ヶ月45億ページビュー、日本最大級のニュースサイトであるヤフー・トピックスの編集長がその内幕を書いた本。情報教育という観点でも、参考になることがたくさんありました。日々トピックスを編集する作業は、「必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処…

生存する脳

アメリカの神経学者が書いた本です。原題は"Descartes' Error"(デカルトの誤り)。「我思う、ゆえに我あり」という言葉で有名なデカルトの心身二元論およびそこから派生した現代科学の底流にある考えに対して、身体・脳・心は分離して考えることのできるも…

電子書籍の衝撃

iPad が販売開始されたときに、電子書籍端末としての位置づけで論評されている記事が多かったことを意外に感じました。というのは、iPad は iPhone が大型化した情報端末だという認識で、電子書籍として利用するのはそれほど比重が高くないだろうと思ってい…

Twitter社会論

最近Twitterがいろいろなところで取り上げられるようになり、私も毎日のように使っています。Twitter関連の書籍もいくつか上梓されました。その中から「Twitter社会論」を読みました。著者の津田大介氏は「tsudaる」という言葉の語源にもなった方だそうです…

4時間半熟睡法

忙しい時期が一段落したところで、どうすればそういう時期をうまく乗り切ることができるのかを考えています。そのヒントになりそうなのが睡眠の問題。眠らなければ効率は上がらないし、時間がなくなってくると切り詰められるのは睡眠時間。どの程度がそのバ…

脳に悪い7つの習慣

冬休みに入り、久しぶりに本を読みました。本当は年賀状を早く終わらせなければならないのですが…そういうときに限って本を読みたくなるものです。現実逃避ということですね。 さて、この本を書かれた林成之氏は医学博士・脳神経外科医で、「脳低温療法」の…