「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

政治を身近に感じるって、こういうこと - 狛江市子ども議会

 7月18日(土)の午前中に「子ども議会」が開かれました。一昨年から行われている取り組みで、狛江市の小学校6校から、代表が3名ずつ、計18名が参加しました。実際に市議会の議場に入り、本物の議員席に座って、子ども一人ひとりの質問に、市長・副市長・教育長が直接答弁するというものです。行政各部の部長も列席しました。以下のページで、地域CATVのニュースで様子が紹介された動画を見ることができます。7月21日(火)号の4分30秒ほどの動画の後半です。

 私が担任している子が後半の進行を務め、緊張しながらも無事に大役を果たしていました。もちろん本人もトップバッターで質問をしました。どの学校の子どもたちも、さすが代表だけあって立派な態度でよく考えられた質問をしていました。公園や近所の道路などの暮らしに直結した質問はもとより、新型インフルエンザ対策、景気対策などより大きな視点から市政をとらえなおした質問もあり、感心させられました。
 市長さんたちも、一つ一つの質問に真剣に答え、子どもたちは自分の質問が実際の市政に反映される手応えを感じられたようです。もちろん、実現が無理なものについては、きちんと理由や状況を説明した上で、受け入れられないことを明確にしていました。そういうことを通して、市民から様々な要望が寄せられること、市民にもいろいろな立場の人がいること、限られた予算の中で優先順位をつけて人々の願いを実現していっていることが、子どもたちにも伝わったことでしょう。
 今回、このイベントに参加できたのは本校では3人だけ、傍聴できたのも担任や参加児童の家族という限られた関係者だけでした。傍聴席が70席しかないので、仕方ないのですが、もっと多くの子どもたちに体験・参観させたいと思いました。こういう経験を小学生のうちにさせていけば、政治への関心も高まり、選挙に行かなかったり、単なる雰囲気で投票したりすることが少なくなるのではないでしょうか。

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