竹谷の仕事。

小学校でのプログラミング教育の普及に取り組んでいます。

見えにくい影響

 毎日元気に明るく過ごしている気仙沼小学校の子ども達ですが、心身ともに震災の影響はやはりあるのだなあと気付かされたことがいくつかあります。一つは歯科検診から、もう一つは家庭訪問からです。
 歯科検診では、歯科医の先生から虫歯が増えているというお話がありました。要因としては、震災のあとの不安定な生活のため、歯みがきなどが十分に行われない期間が長かったのではないかということや、支援物資で甘いお菓子が手に入りやすかったことなどが考えられるようです。
 家庭訪問からは、主に低学年の先生方から、「今まで一人で寝ていたのに、寝られなくなった」とか、「怖がりになった」という保護者の方からの声が聞かれたという話がありました。日中、学校で接している分には不安そうな表情などは特に見られないのですが、改めて表面だけ見ていてはいけないなと思わされました。
 「本当のところ、どうなのか」を知るためには、しっかりした信頼関係をつくり自分を開いていくことと、小さなかけらの情報を紡ぎ合わせてその背後にあるストーリーを再構築する作業が必要です。ただ、関係づくりが一方的な押しつけになってはならないし、一部分を見て全体を類推することの危険性を認識しなくてはなりません。考えてみれば、気仙沼小学校での勤務日数は今日も入れてまだ12日です。あせらず、でも注意深く、必要なことを感じ取っていきたいと思います。