竹谷の仕事。

小学校でのプログラミング教育の普及に取り組んでいます。

子どもたちだけで解決できないときにきちんと大人に相談できる力

 「てめえ、チクるんじゃねえぞ。」などといういやな言葉を使って、都合の悪いことを周りに知らせないようにすることがあります。自分の気に入らない相手をおとしめるために告げ口をするのはよくないことですが、子どもたちの間のトラブルを相談しようとするのを妨害するのはもっとよくないことです。自分のしていることが本当に良いことなら、大人に知られても何の後ろめたいこともないはずです。隠そうとするのは、いじめている側が「悪いことだ」と自覚していたり、いじめられている側がみじめな自分の姿を知られたくなかったりする場合があります。
 ただ、子どもから聞いた話は何でもかんでも取り上げて大人が関わっていけばいいのかというと決してそうではありません。まずはそのトラブルが繰り返し継続して起きているのかどうか、少数対多数という形になっているのかを確認します。(単発的なものや一対一でしたらむしろ見守っていた方がいいものもあります。)そして、やめてほしいことや自分の気持ちを本人から直接相手の子にきちんと伝えさせることが大事です。子どもたちを見ていて気になるのはそういう努力をしようともしないで最初から担任に言いにくる子もいることです。自分で伝えようという努力をしていることが感じられない場合は、「まず自分で言ってごらん。」と返すことも必要だと思います。
 しかし、言っても状況が変わらない場合やどうしても言えない場合もあることでしょう。そのようなときには、「先生に相談してごらん。」と促してみてほしいと思います。学級のかかわりの中で起きていることであれば、担任が話を聞いて状況をつかみ、対応することができるはずです。自分たちの力で解決できないことを大人に相談するのは、正しいことなのだという学級の雰囲気も大切にしていきたいところです。
 子どもが担任に直接相談することもできないようでしたら、保護者の方から相談するのがいいでしょう。ただ、段階を追って、子どもが自分で相談する→子どもたち自身の力で解決するという方向で対応していくという視点を忘れてはならないと思います。