「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

読み方を表示してくれる Chrome 拡張機能 - rikaikun

rikaikunは、ブラウザ上で日本語のテキストにカーソルを合わせると、日本語の単語の読みと英語の定義を表示する拡張機能です。インストールしたらツールバーの「理」のアイコンをクリックして、表示しているページ上の漢字の上にカーソルを持っていくと下図のように表示されます。必要なときに必要なところだけ表示してくれるのはありがたいと思います。

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ポップアップ見本

これも多彩な機能をもっているので、設定項目が多岐にわたりますが、小学校で使うときにチェックするといいのは、「Hide definitions and show only reading」です。これをチェックしておくと、英語の定義が表示になります。

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ポップアップ変更後

ふりがなを付ける Chrome 拡張機能 - Furigana Extension

Furigana Extensionは、とても多彩な機能をもった拡張機能です。

  • ふりがなの表記方法の設定が可能(ひらがな、カタカナ、ローマ字)
  • ふりがなの表示位置の設定が可能(上、右、ツールチップ
  • ふりがなのデザインの設定が可能(サイズ、色)
  • ふりがなを付けるルールの設定が可能(全て、初出のみ)
  • ふりがなを付ける漢字レベルの設定が可能(日本語能力試験N5~N1、小学1~6年生)
  • ふりがなの付与対象外の設定が可能
  • ふりがなの変更が可能(右クリックで操作可能)
  • 単語登録が可能
  • 読み上げ機能あり(選択して右クリックして「日本語で読み上げ」で操作可能)

提供元は future.architect.tig となっていて、フューチャーアーキテクト株式会社と関係があるのでしょうか。

当ブログの記事にふりがなを付けてみました。

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ふりがな見本

多くの機能があるので、設定項目も多岐にわたります。

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基本設定
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拡張設定1
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拡張設定2

読み上げ機能を使うには、対象となる文を選択してその上で右クリックするとメニューに「Furigana Extension」が出てきます。使ってみましたが、たどたどしい感じでした。

ふりがなを付ける Chrome 拡張機能 - IPA furigana

IPA furiganaの説明には、「Works locally in your browser - no external server required( 外部サーバを必要とせずブラウザ内で動作する)」とあります。拡張機能をインストールすると、ツールバーに「ふ」というアイコンが現れます。そのアイコンを押すと表示しているページの漢字にふりがなを付けてくれます。

当ブログの記事にふりがなを付けてみました。

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ふりがなの見本

設定項目は英語で書かれています。

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設定画面
  • Include text inside links チェックするとリンクが張られている文字列にふりがなを付ける
  • Furigana should be displayed with ふりがなは「カタカナ・ひらがな・ローマ字」が選べる
  • Okurigana filter チェックすると送り仮名にはふりがなを付けない
  • Persistent mode オフにするまで自動的に全てのページにふりがなを付ける
  • Auto-start チェックするとボタンを押さなくても最初からふりがなを付ける
  • Furigana size ふりがなのサイズ(スライドバーで指定)
  • Furigana size reset サイズをリセットする
  • Furigana color ふりがなの色(パレットが表示されて選択する)
  • Furigana color reset 色をリセットする

ふりがなを付ける Chrome 拡張機能 - ふりがな付与機能・サテライトオフィス

ふりがな付与機能は、GIGAスクールの支援もしているサテライトオフィスという企業が公開しているChrome拡張機能です。
使い方はこちらに詳しく書かれています。→サテライトオフィス・ふりがな付与機能

当ブログの記事にふりがなを付けてみました。

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ふりがなの見本

ふりがなのサイズと色を設定することができます。

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設定画面

Webページにふりがなを付けるには

子どもたちが検索して見つけたページを開いてみたら読めない漢字が多くて困ることがあります。そんなとき、読み方が分かれば理解の助けになると思いますので、どんな方法があるか調べてみました。候補がいくつか見つかりましたので、それぞれについて解説します。

Chrome

takeyamasaaki.hatenablog.com takeyamasaaki.hatenablog.com takeyamasaaki.hatenablog.com takeyamasaaki.hatenablog.com

iPad

takeyamasaaki.hatenablog.com

発表者を指名するネコ

 みんなのコードでは、週1回の全社定例のときに、冒頭のチェックインとして全員がその1週間を30秒にまとめて話すコーナーがあります。誰から話すかは Scratch を使ってネコに指名してもらっています。
 先日、以下の賞をいただき、その関連のウェビナーで紹介したところ、思った以上の反応をいただきました。 www.jiji.com  下のウィンドウで試すことができます。緑の旗をクリックしてください。「a」キーを押すと、右側の発表前のリストに全員の名前が入ります。スペースキーで、ネコが発表前の人をランダムに選んで指名します。音声合成を使っています。発表するときに「Dram Jam」が鳴って、ネコが短くダンス?します。

 オンラインミーティングで全員が話すときなどに、よかったら使ってみてください。下のリンクからプロジェクトのページに行けます。メンバーを編集するにはリミックスしてください。

https://scratch.mit.edu/projects/550718138

GIGAスクールと個人情報保護

 昨日、残念なニュースを目にしました。 news.livedoor.com  今回は名古屋市でしたが、他の自治体の一部でも同様の状況があるのではないかと危惧しています。個人情報保護条例に則して精査し、対応の方針を明確にした上で個人情報保護審議会に諮るなど適切な手続きを踏んでいればいいのですが、それを怠るとこのような事態になってしまいます。

 不利益を被るのは子どもたちであり、現場の先生たちです。早急に手続きを進めて、一日も早く使用が再開できることを願っています。

「個人情報に該当するという考えが及ばなかった」と市教委は釈明しているとのことです。どんな方が担当されたのかわかりませんが、教育委員会の中に ICT に通じた方がおられないところもかなりあることでしょう。こういう事例をきっかけに、教育 CIO の必要性が認識され、多くの自治体に設置されるようになってほしいと思います。

教育CIOに関連した文部科学省の資料 PDF:569KB