「明日」をつくるしごととくらし

テクノロジーを取り入れた教育の普及に取り組む NPO で働いています。

Googleフォームとワードクラウド

 「ワードクラウド」ってご存じですか?アンケート結果などのテキストデータを視覚化する手法で、多い語ほど大きく表示されるものです。

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ワードクラウドの例
 これを Google フォームと組み合わせて使う方法を説明します。たくさん寄せられた回答から共通する語を抽出して表示すると、「あ、やっぱりみんなもそれを思ったんだ」とか「意外とここには注目していないんだな」という集団全体の意識の傾向が見えてきます。すると、確信をもって活動を進めたり、違った視点に切り替えたりすることにつなげられることでしょう。場合によって、同調圧力として働いてしまうことがあるかもしれないので、注意しながら使ってみてください。

Googleフォームでの作業

 まず、 Google フォームで自由記述の回答欄をを作成します。作り方は例えば以下のページなどを参照してください。自由記述ですので、回答方式は「記述式(1行入力)」か「段落(複数行入力)」を選んでください。
フォームを新規作成 | Google フォームの使い方
 作成したら、送信(共有)して回答してもらいます。
フォームの URL リンクを取得して共有 | Google フォームの使い方
 回答が集まったら、スプレッドシートに集計します。
回答をスプレッドシートに集計 | Google フォームの使い方

ワードクラウドの作成

 得られたデータは、「テキストマイニング」という処理をして、ワードクラウドに変換します。テキストマイニングというのは、文章データを単語や文節で区切り、その出現頻度などを解析する方法のことです。それを簡単にやってくれるのがこちらのサイトです。無料で登録なしで使えます。登録すると入力可能な文字数が増えたり、履歴を保存できたりします。 textmining.userlocal.jp  先ほどのスプレッドシートの中の分析したいデータが入力されているセルを選択してコピーします。そして、このサイトを開いて、「フォーム入力」の欄にペーストします。あとは、「テキストマイニングする」のボタンを押すだけ。

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テキストマイニング
 冒頭の画像は、ある研修会での先生方の回答を処理したものです。分析結果の右上にある三本線をクリックするとこのようなメニューが出てくるので、PNG画像をダウンロードしていろいろ活用できます。
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 ワードクラウド以外にもいろいろな分析結果を見ることができます。ぜひ一度試してみてください。